好奇心の大切さ
昨日は久々に9時前に帰宅できたので普段は観ないTVをつけるとホリエモン。
livedoorをあそこまで大きくしてそれなりのカネと名声を手に入れた後、
刑務所にまで入るという人はなかなかいない。
アラフォーな僕はいまだに好奇心旺盛なので彼の生き方じゃなく、人生そのものについ興味をもっていかれる。
映画『ウォール街』のマイケル・ダグラス演じる主人公ゴードン・ゲッコーみたいだなぁ。
TVの内容は「なぜか誤解されて嫌われてしまうんですけどなぜでしょう?」みたいなテーマの番組構成だった。
まぁ、あれだけ好きなことをやって言いたいこといえば、知名度が高いだけに突っ込まれどころ満載ってことになるだろうなぁ。
梅宮サンじゃないけど決して稀代のワルではもちろんない。
そんな番組をぼそぼそメシを食いながら観ていると、ホリエモン自身ではなく名前を知らないけれど若いモデルの子がびっくりするようなことを言った。
「私は堀江サンのことよく知らないですけれど」と前置きし、人間的に無理!受け入れられないというようなことを言い放った。
僕もいいかげん若いときはアホだったので言いたいこといいまくりました。今もそう変わらないとは思うけど、ここまでのことは言った覚えが無い。
「自分は相手の素性を知らないけど、人間的にどうかと思う」
つまり、相手を理解もせずに完全否定・断罪するという恐ろしい言葉が友人同士の会話ではなくて、ものすごく影響力あるTV媒体でなされた。
しかもその発言の後に何のフォローも無い。生放送ではないはずなのに編集もされていない。
人にはいろいろクセがあり、誰しもが社会一般に認められないような行動をすることがある。
そのことを引き合いに出して、ここはよくないですとか指摘するのはいいでしょう。
むしろ当人のためには必要だと思います。
けれど、何も知らない相手を有無を言わさずこき下ろすというのは若いとはいえいかがなもんかと・・・。
きっとモデルの彼女はホリエモンだけでなく、自分の周りの知人以外にはほとんど興味や関心がわかない人なんだと思う。
人に対してだけでなくあらゆる物事に対してほとんど好奇心がわかないのかもしれない。
好奇心の大切さ
若いのに人や物事に興味すらわかない、好奇心の無さは異常だと思う。
もちろんTVなどのコンテンツを作る側の問題もあると思うけれど、興味や好奇心の対象はこの世界に無限にある。なのに低血圧な飲み屋のオネイサンの朝みたいに冷めている(オネイサンごめん)。
それを証明するように若い人たちが一人で外国旅行をしなくなった。
原因は多々あるだろうけどそこらへんはまた今度考えたい。
ただ、若いうちにたくさん旅行して見聞を深めることは将来必ず役に立つといいたい。
現に僕も海外でほんの少し過ごしたことで役に立っていることがたくさんある。
建築家は「45歳は新人」なのだそうです。45歳あたりからそれまで蓄積された経験・知識の引き出しが充実し、それらを生かして作品を量産するそうです。
― 『成功はすべてコンセプトから始まる』木谷 哲夫 (著)
好奇心から深めた知見の蓄積でいいことあるかも
どの分野の職業に就くにしろ、経験や知識の蓄積はすごく大事だぜって言いたい。
どこで何がどんな風に役立つか世の中本当にわからないもんです。
もっている知識のおかげでホリエモンみたいになれるかもしれない(なりたくないか?)。
多くの経験からモテモテになり、信じられないくらいグラマーな素晴らしいパートナーに巡り会えるかもしれない(グラマーでなくてもいいけど)。
そのためにはたくさんのことに興味、好奇心をもって生きることが何より重要だと思う。
“シュウカツ”を謳う斡旋企業の戦略にのせられてつまらない企業に入るよりもずっと将来役にたつだろうと思うよ。