Google Analyticsでピボットの使い方・表の作り方、そして資料づくり
Google Analyticsでピボットを使ってみます。
ただ使い方を書いてもおもしろくもないので『自社のWebサイト改修にあたり、モバイルサイトにもっとチカラをいれるべきと上司を説得する材料の資料づくり』という設定で話を進めます。そして、何歳くらいの人を対象にしたモバイルサイトの構成にしたらよいかの判断材料にしたいと思います。
モバイルの重要性はいまさら語る必要もないとおもいますが、そんなことを想定しつつ。
ピボットテーブルを作る
- [ユーザー]-[モバイル]-[サマリー]を選択
- 指標の上部、左はしにある[ピボット]ボタンをクリック
- 「セカンダリ ディメンション」のプルダウンメニューから[ユーザー]の[年齢]を選択
- [ピボット:]のメニューから[ユーザー タイプ]を選択
- 「デバイス カテゴリ」でソート
- データをエクスポート
Excelでデータを加工する
エクスポートしたデータファイルを加工します。
今回はどの年齢のユーザーがモバイルでアクセスしてきて、なおかつリピートするかで判断したいと思いますので、「新規セッション」とリピートの割合をみてみたいと思います。
- エクスポート(ダウンロード)したCSVファイルを表計算ソフト(Excelでもなんでも)で開く
- それぞれの行の「Returning Visitor(セッション数)」を「New Visitor(セッション数)」で割り、「リピート率」のカラムを作成して出力
※今回はMacの表計算ソフト『Numbers』を使ったので、リピート率のセルには下記のような計算式が入ります。
ROUND(“New Visitor”のセル ÷ “Returning Visitor“のセル × 100)
これでだいたいのあたりをつけます。
図中の赤い下線のある、セッション数が多くてリピート率も高い35歳から44歳のあたりを中心に考えることができるかと思います。
もちろんこれだけだと判断できませんが、計測の期間を延ばして母数を増やしたり他の分析をおこなえば説得材料はできてくるかと思います。
ピボットは使っているうちに慣れてきますのでとにかく作りまくること。
いずれとても良い分析結果を得られるようになるはずです。
ピボットの使いみち
軸をどの方向に向けるかで、さまざまな組み合わせが生まれて欲しい情報を作り出すことができます。
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