【恐怖】一般参加型のメディアリンチ
社会への情報伝達ツールを一部のメディア事業者が独占していた無邪気な時代はとっくにおわりました。
TV、ラジオに新聞や週刊誌くらいだったメディアリンチには、いまやネットを使って一般人も加わるから、とうぜん無関係のひとたちも巻き添えになる。
当事者本人はしかたないにしても、その人の家族やら友達まで晒して中傷するのはやめたほうがいい。
悲惨だし、不毛なうえに足がつくから。
こういう、人をたたく心理って結局は『自分がやられないための防御本能みたいなもの』だと思うんです。
つまり「いじめられたらどうしよう」というひ弱な軟弱精神を世間にさらしてるも同然です。
そんな気分の悪くなるものは見たくない。
限度ってものがあるでしょう。
オリンピックのエンブレム問題のことですけど、あれは作者ひとりの問題ではなくてオリンピックのエンブレムを選考する組織にも問題があるわけですよね、当然。
本気で取り組んだのか疑問。
デザイン業界も“ゼネコンと役所”みたいに“デザイン会社と代理店”みたいな図式でなりたってるんで、コネが大きくはたらくのもわかります。
それでもオリンピックのエンブレムを選考する組織くらいはもっとフェアかと思ってました。というか、もっとこまやかに選定するかと思ってました。
だって、たくさんの人々の尽力でもって招致したオリンピックですからね。
みんなの想いを込めたものをあつかう重責があるわけでしょ?この組織には。
いったい何のための組織なのか?
はっきり言って、ぶったるみすぎじゃないすか?
しっかりした組織(選考委員)で選考していれば似たようなデザインだとハネられたはず。
とにかく無関係な人を攻撃するのはもうやめましょうよ。
いつも読んでくれてありがとね!