魚をさばくテクでモテ度は少し上がるのか?〜おすすめの包丁
僕の実家は漁師で「あぐり」とよばれる巻き網漁と副業的にさし網を行う近海漁業で生計を立ててます。
漁師は基本的に定年はないので、病気や怪我で身体が不自由にならなければ思う存分死ぬまで漁師でいられる。
ギャンブル性の高い昔ながらの仕事に若いときは全く興味がわかず、ときには「なんで漁師のセガレに生まれちまったんだろう」とモンモンとした時期もあったけど、数年前から「漁師の家に生まれてよかった」と思う瞬間がたびたび起こった。
こんな感じで。
- 東京で働くと「実家が漁師」という人はあまりいないので、飲みに行くと話のネタになる
- 捌けない魚はほぼない
- 魚の種類によって旨い時期を知っている
もっとありますけど、さかなクンみたいになっちゃうのでやめときます。
ただ「漁師のセガレ=みんな魚が捌ける」というわけじゃない。
僕の場合は小学生の頃、オヤジがさし網でとった魚で昼間に磯料理屋をやっていたので海水浴場がある町の夏は海水浴客が押しよせ、夏休みに入ってもどこにも連れてってくれない両親に「どっか連れてけ!」とのたうち回っていると「休みなら働け」と児童労働させられて数十匹のアジを開いたり、海老をさばいたり、タコを茹でさせられたり。
そんなわけなので、大抵の魚は捌けます。
大人になってそれが意外に役に立ったのは、友達と釣り&バーベキューなんかをした時に釣った魚をその場でさばいたとき。
意外にもモテました。
魚がさばけるだけで。
魚がさばけるとちょっとだけモテます。
料理屋なんかでバイトもできちゃいます。
改訂版 魚のさばき方大事典 (ブティック・ムックno.1429)
漁師のセガレあるある
- 子供の時に高級魚を食わされすぎた。
- 毎朝、さかなさかなさかな〜。
- 近所のおすそわけがさかな。
- 魚より牛肉食べたい。
- カワハギの肝なんかよりチーズケーキ。
- ヒラメの縁側を味わいもせずさらっと食べる。
- マンボウは美味いことを知っている。
- ウニやサザエは自分で採って食べるもの。
- トコブシはおやつ。
- 魚は買うものじゃない。
- 将来、歳をとってもボケないので安心。
半分自慢みたいですけど、いっさい自慢してないです。
男っぷりと包丁は磨いとけ
包丁も持ってたりするとさらにモテ度上がりっぷりが半端ないのでおすすめ。
魚をさばく包丁は小ぶりの出刃がおすすめです。
大ぶりの包丁だと小さめの魚を捌くとき、刃の余分な部分があると先端に力が伝わりにくいので切りにくい。
普通の家庭でカンパチをさばくなんて機会はそうそうなくて、大抵はアジとかイワシとかサンマとか身近なものだと思うので小さめの出刃がおすすめです。
一本持っておくと魚以外のシーンでも使えるので便利。
この15cmくらいが取り回しやすくておすすめです。
しかもこれは食器乾燥機対応で清潔だし包丁の柄が木製!
個人的には包丁の柄が木製だと手にしっくりくるので好きです。
いつも読んでくれてありがとね!