【Analytics】バナーからのアクセスでどれくらいCVしたか調べる!セグメントの登録方法と活用法
ECサイトを運営する企業さんは、企業サイトや企業ブログ、ランディングページなんかを公開しているとおもいます。
B2Cでの事業展開でとくにアパレルの企業さんなどは、大小関わらずオムニチャネルを実践してありとあらゆるところから、ECサイトと実店舗への流入をうながす戦術をとっているはずです。
そんなとき、仕掛けたランディングページや自社ブログ・企業サイト内のバナーからどれくらいの人がやってきて、会員登録やコンバージョンしてるかを確認・計測するためには、Analyticsの『セグメント』機能をつかいます。
セグメントはデフォルトで22個ほど用意されていますが、自分たちで仕掛けたコンテンツ内にあるトリガー(バナーなど)からの流入を検知するには、独自のセグメントを作る必要があります。
今回は、ランディングページと自社の企業Webサイトにつけたバナーから流入したユーザーがどれくらい会員登録したか、その数を比較してみるためのセグメントの設定をしてみます。
まずは「目標」を設定する
セグメント設定の中で使用する、数値を絞り込むための条件である「目標」を決めます。
今回は、目標が「会員登録」ですのでその設定をします。
「目標」を設定しておくと、(作成した)ビューのレポートで[コンバージョン]-[目標]-[目標達成プロセス]から、ユーザーがどのページをたどってコンバージョンしたかを見る事もできます。
- Analyticsの[管理]- ビューの中の[目標]を選び、[+新しい目標]をクリックします。
- 「①目標設定」から設定を開始します。
「集客」の[アカウントの作成・・・]にチェックを入れて[続行をクリック]します。すると次の「②目標の説明」が開きます。 - 「②目標の説明」で「名前」のテキストフィールドに、何を目標にするか分かりやすい名前を付けます。
今回は「会員登録」と入力します。「タイプ」は「到達ページ」にチェックして[続行]をクリック。 - 「③目標の詳細」に移って、プルダウンから「先頭が一致 ▼」を設定し、目標が完了するページのドメイン以降のパス(URLの一部)を入力します。
[保存]をクリックして完了です。
「目標」の設定が完了すると、リストで表示されます。
(下の画像は、CVを目標とした「注文」という目標も設定されています。)
独自の「セグメント」をつくる
いよいよここから「セグメント」の設定です。
- まずメニューの[管理]-「ビュー」の中の[セグメント]を選択して[+新しいセグメント]ボタンをクリックし、作成を開始します。
- 左の選択肢から[トラフィック]を選び、上部のテキストフィールドに任意のセグメントの名称を入力します。
『トラフィック』欄の「参照元」でプルダウンメニューから[含む]を選び、テキストフィールドに「http://」「https://」以降のURL文字列を入力します。
例)「https://hogefuga.com」→「hogefuga.com」 - 左の選択肢から[条件]を選び、『条件』欄の「フィルタ」内で、左から順に設定します。
さきほど「目標を設定する」で作成した項目を、いちばん左のプルダウンで設定します。
プルダウン内の検索用テキストフィールドに、作成した目標名を入力するか『▶目標コンバージョン』の中から探して選びます。
続いてとなりのプルダウンで「セッションごと」、さらに「>」、最後のテキストフィールドに「0」を入力します。
入力完了後[保存]をクリックします。 - 登録が完了すると、一覧に設定したタイトルの文字リンクが表示されているとおもいます。
セグメントを利用してレポートを確認
設定したセグメントを利用して、レポートを確認してみます。
今回は2種類のセグメントを作成してみました。
ひとつは「企業サイト内のバナーから流入後に会員登録」したというセグメントと、もう一方は「企業ブログから流入の会員登録」というセグメントです。
2つのセグメントを比較します。
- レポートのページをひらいて、上部にある[リストからセグメントを選択してください]をクリックし、[カスタム]を選択します。
先ほど設定したセグメントが表示されているので、クリックして選択すると上部に反映されます。
2カ所セットすることでそれぞれが上下でディメンションに設定・表示されて、比較することができます。
完了したら適用をクリック。 - 例として[集客]-[すべてのトラフィック]-[チャネル]をクリックしてレポートを表示します。
上下で設定したセグメントの内容が表示されています。結果:この月はブログから流入したユーザーの会員登録はなかったようです
以上、セグメントの設定でした。
さまざまな切り口でセグメントを考えて比較し、数字で方向性を探っていく行為はマーケティングに限らず経営にも大きく活かせるはずです。
いつも読んでくれてありがとね!