外向けの効果だけじゃない企業ブログの社内ブランディング効果
企業がブランディングするときには、従業員がビジョンやミッションを明確に理解している必要があります。
自分たちが目指すところはどこか?そのためには今何をすべきか。
ただ現実的にはどこまでを理解していて、何をわかっていないのかを知ることは難しいものです。
だからといって社内のコミュニケーションがうまくいかないのに「ブランディングだ!」といって何かを実行してもうまくいきません。
それらを解決するための方法として、会社の全員がライターとして参加するかたちの企業ブログを導入したり見直してみるのも一つの手です。
仕組みを作り、訊くよりも語ってもらうわけです。
企業ブログというと、それ自体が収益をうむわけではないので放置されがち。
経営者自身が「よその会社がやってるのでうちも…」という流れで始めているので、本来チェックするべき立場の人ですらその存在を忘れて、やがては更新もされない。
しかし企業ブログには大きなメリットがあるので、是非やるべきです。
見込み顧客育成のための配信などという外向きの効果と同時に、従業員に対して自社が推進するブランディングへの意識づくりを高めたり、従業員一人ひとりの技術力を認識・評価できる点にあります。
例としては、Web制作会社の『株式会社 LIG』の企業ブログです。
かなり前からおもしろコンテンツや制作に関連する記事などを大量に配信。
クライアント向けではない記事も多くあります。
ブログはこちら→https://liginc.co.jp/blog
この企業ブログからわかることはつまり、
- 従業員の技術力がわかる
- どういう社風かなんとなくわかる
- 結果的にその企業のブランド広告にもなる。
ということ。
また、もう一つの例として建設会社が本気でブログに取り組んでいる例として『株式会社 田中組』という新潟の企業さんがあります。
ブログはこちら→https://n-tanakagumi.com/blog/
業界によっては人材の確保がかなり困難になっています。
建設業界も飲食・サービス業などと並んで難しい業界ではないでしょうか。
そうした「人材採用」の面からも企業ブログは重要です。
いくら求人広告を出しても、そこでわかることは「だいたいいくらもらえて休みはこのくらいで…」程度です。
応募する側からしても、もっと具体的にどんな内容の仕事をして、何が楽しいか、どこにやりがいを見出せるのかを知りたいはず。
その企業のブログを読めば何を目標にして仕事をすればいいかわかるので、応募者は安心して応募できるのです。
そうした採用についても、企業ブログは大いに役立つはずです。
記事数を伸ばせれば応募者が検索するキーワード上位も当然狙えます。
企業ブログのメリットまとめ
結論として企業ブログがもたらすものは以下のようなものではないでしょうか。
- 企業ブログに取りくむ従業員が、会社が目標としている方向性を理解するのに役立つ
- 従業員の状態や技術力、取り組み姿勢がわかる
- 変化するブランディングの戦術に、従業員がついていけているかがわかる
- 人材採用に役立つ
特にトレンドが移ろいやすい現代では、様々な戦術をすばやく繰り出していく必要があり、そうした流行に興味をもって仕事をしているかなどがとてもわかりやすいです。
ブログを書くのに誰にでもわかりやすく役立つおすすめ本。レビューも高評価です。
いつも読んでくれてありがとね!