カネはまわる、時代もまわる。ファッションも。
ブラックフライデーのイベントで原宿のGAPが夜11時からセール開始。
54年ぶりに11月に初雪が降った東京の寒い夜ですけど、みな行列を作って頑張ってました。
『オシャレはガマン』というけれど…
値下がりした服を買いまくり、品定めに没頭するあまり終電を逃す人もかなりいた様子。
あの寒空の下ですからタクシーで帰る人やマンガ喫茶にいく人もいるはずで、“セールで買ったのにお金うかした意味ないじゃん”と思いつつ、そこには別の場所にお金を落とすという経済効果がありますね~
54年前といえば1962年、僕はまだ生まれてなかったけど高度経済成長の転換期。
日本がGNP世界第2位。今の中国よりもものすごい勢いで成長している時代です。
海外ではマリリン・モンローが怪死したりビートルズやボブ・ディランがデビューして女子たちが失神したり、キューバ危機でヒゲのオジサンが熱く語って核戦争一歩手前で大騒ぎかと思えばジャマイカがイギリスから独立して大はしゃぎ、というなんとも熱い時代でした。
日本では地味に「キューピー3分クッキング」が放送開始しました。
そのころはまだ、オシャレに気を遣うのはほとんどが女性という時代だったろうと思います。
当時の流行したファッション用語を見てもオトコ向けのものは見当たらない。
「チャールストンスタイル」に「アンサンブル・ルック」、「カンカンドレス」云々。
今はファストファッションの台頭もあって価格的に買いやすいし、各メディアもメンズにチカラを入れてる影響もあってか、学生でも相当な額をファッションにつぎ込んでるようです。
20・30代男性の一ヶ月の洋服代アンケートでは1万円〜3万円が3割近く。3万円以上が1割もいました。
しかもおもしろいことに、20歳から40歳までこの割合がほぼ同じ。
がんばってんな、おじさんたち・・・。
お金は間違いなく、天下をまわってんだな。
オシャレのちからで。
いつも読んでくれてありがとね!