【目標管理シート】スタッフをなんとなくまき込んで成功に導く
はっきり言って、おもしろくもないものに仕事で時間使いたくないです。
しかもそれが直接売上にむすびつくかわからないものに。
それが『目標管理シート』です。
同じようなことを何年も、意味ないこととわかりつついろいろな会社でやっている。
大企業なんかだととくに多くて、中間管理職が「俺たちやってるよ、きちんとやってるよ」というのを経営陣に見せるためだけの実績ツール・・・。
なんとしてでもスタッフにやる気を出してほしい経営陣と雇われ側の考えかたのギャップが、ときに拷問のような空白穴埋め作業となってあらわれます。
ギャップってことは、これっていわゆる「問題点」なんですよね。
問題点ってことは解決策があります。
しかもこの場合は簡単です。解決策はほんの2つくらいしかない。
- 「やらされてる感」は完全になくせないので、できるだけ薄くしてやればいい。
- 極限までミニマムな内容でカンタンに運用できるようなシートにする。
簡単に短時間なら習慣化するのはそれほどむずかしくないはずですし、内容もわかりやすければ取り組みも力まずスムーズにおこなえます。
要するに、「大変だな、面倒だな、厄介だな」と感じるものはプログラムで言うところの「バグ」です。
すこしでもそうした「バグ」を取り払ってあげることは、中間管理職や経営陣のお仕事なんじゃないでしょうか。
スタッフが本当に力を注ぐべきは「書き込むこと」ではないはずです。
「甘ったれてる」とかそういう指摘もあるかもしれませんが、管理側として考えるべきところを逃げて、結果的に効率わるくなったら業績にひびいて自分に返ってくるわけですから、そこまで考えてあげることも必要じゃないかと。
とくに『やらされてる感』は消極的で危険な状態です。なので必ず目標は自分ごととして考えさせるためにはやっぱり管理側がなんとかするべきです。
サンドビッグ・コロマント日本支社長だった藤井裕幸氏も似たようなことをおっしゃっていました。
自分ごととしてやるべきことをやってもらう
また、自分ごととして捉えてもらうためには当然結果を出したら褒めてやる、つまり報酬をしっかり出すということでしょう。
表彰状とかトロフィーなんて、もらっても家の物置でホコリかぶるのがオチです。
そんなものより、当然がんばったらその証としてお金をあげましょうよ。
今時みんな自分へのご褒美は自分で買うんですから。
他人が選んだ腕時計より、自分のセンスで選んだものの方がいいに決まってます。
例として、販売向けのシートを作ってみました。
簡単なので面倒なこともなく、ふだんやるべきことを書き込むだけ。
あっさりしすぎて意味がないようにも見えますが、キモは“短期間のスパンでPDCAをまわしまくる”こと。
そして運用しているうちに、すこしづつ『なぜやるのか』をひとり一人のスタッフなりに戦略の一環であるということを理解してもらう。
『なぜそれをその内容で入力しているのか』と考えられるようになってくれば理解してくれた証です。
簡単だからこそ長続きするし、定着しやすくなる。定着してきたらコンテンツを増やしてやればいいわけです。