【進化論的】肉類と炭水化物どっちが消化が早い?その理由は?
たんぱく質と炭水化物の消化について、どちらが早いかは諸説あります。
でも、医師である夏井睦氏は、その著書『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)』の中で、”肉類は胃酸で速やかに消化されて小腸に送られる”と言っています。
完全に分解されているかどうかは別として、胃からはなくなる。
一般的に思い込まれてる「炭水化物は消化が早い」というのは違うようです。
ただ、消化は分解とは違って完全に体にとりこまれていない状態なので、肉類はながく腸にとどまるとよく言われる”大腸がん”のリスク要因になるのではないかと。
人間はながい進化の過程で、海中で生活したり陸に上がったりといった変化をしてきたと言われています。
そして元々住んでいた太古の海の中で形成されたヒトなどの陸上生物の体内には、陸にあがった当時の海水にちかい塩分濃度の血液が流れています。
そのとき人間の祖先は恐らく食物連鎖の中で、炭水化物の多いものよりはほかの魚などの肉類を補食していたはずです。
そう考えると、”肉をすばやく消化”していつまでも満腹感にひたる時間をはぶいて、すばやくうごき回ることは、海中でほかの天敵に狙われないための条件の一つでもあるでしょう。
・・・あくまで「進化論」的な私見ですけどねw
いつも読んでくれてありがとね!