仕事が進まない・遅い原因は、上司の指示が抽象的すぎること
「この仕事ってこんなに時間かかるものなのか?」
そう感じるときに起こっている多くは、あるタイプの人が原因であることが多いです。
もう何年も前から言われているものですが、いまだに企業の多くは放置状態。
コレを見逃していると、ボディブローのように経営状態をすこしづつ悪化させます。
プロジェクトが遅れたり進まない原因
プロジェクトなり日々の作業が遅れるのはいろいろな原因があります。
あげたらキリがないですが、たとえば協力してくれる会社との連携がうまくいかないなどの外部的なもの。
自分の会社内での内部的なものがあります。この自社内に原因がある場合の理由は2つ。
- モノがダメ
- ヒトがダメ
前者は、PCが壊れたりなどのモノが原因となる場合です。
モノがダメになるのは仕方ないにしても、ヒトがだめだとすべてうまくいかなくなります。
この「ヒトがだめ」というのも、仕事しない人がいるだとかお菓子ばかり食べているだとかいろいろいますが、その中でも特に危険な存在があります。
仕事を遅らせる「ポエム上司」の存在
みんなを悩まして仕事を遅らせちゃう、いわゆる「ポエム上司」の存在です。
ほんとに上司のクソなところって指示が抽象的すぎんだよね。
指示するからにはもっと具体的にしてくれ、何年しごとやってんだカス。— 荒ぶるなっちゃん (@bbb047fall) May 28, 2019
仕方ないので、こちらからたずねるという前向きで心やさしい部下もいます。
最近上司の言ってることと自分の仕事での食い違いが起きていて
抽象的な指示は無駄な労力を費やしてしまうことがわかった。
だから抽象的な指示がきたらちゃんとこういうことですか?って具体的に聞くようにしよう。— takenoko (@tknoko_cg) November 21, 2019
でもやはり、仕事ですから効率というものが大切です。
このような人たちの上司の上司は、このことに気づいているのでしょうか。
なぜポエム上司がヤバいのか
こういう人はまず、自分が抽象的な指示しかできていないことに気づいていません。
抽象的な指示とはつまり、自分の心のうちではモヤモヤっとしているものを、論理的な組み立てができないまま、あいまいに説明しているものです。
なんとなくモヤっとしたままそれを言葉にするので、聴いてるほうもわかったようなわからないような・・・。
その結果うみだされる仕事の結果は「やり直し」が必要なものになります。
ホントにそんな人いるの?と思うかもしれませんが、実際かなりな数います。
こういう人との仕事は、業務が遅延するわけですから当然コストも大きくなります。
そんな上司が企業にもたらすもの
業務の手戻りがふえるわけですからあらゆる施策が遅れます。
そうしたことで最終的に不利益を受けるのは間違いなく顧客です。
不利益を感じたら、顧客は離れていくわけですから利益はさがります。
このポエム上司のような人は、まだ上司にならなくてもたくさんいます。
これを改善するにはやはり教育・訓練していくしかありません。
何をどう訓練すべきか
やるべきことは、普段から具体的なものごとを抽象化する・抽象化したことをいくつかの具体的なことに変換するという作業を繰り返します。
起業家はこれを繰り返してあたらしいビジネスを考え出したりしているわけです。
この訓練をする前に読むべき本が、SHOWROOM株式会社社長の前田裕二さんが著したベストセラー『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)』です。
この本のいいところは、こうした抽象・具体をいったりきたりして物事を深く考える思考方法をおしえてくれるだけでなく、メモの取りかたといったことまで書かれています。
実践的に訓練できるので、利益を食いつくす『ポエム上司』のような人にはぜひ読ませて再教育してください。
『ホントにこんな基本的なこと知らないひとがいるのか?』という方、あなたの周りや部下をよく見てみてください。
結構いますよww
いつも読んでくれてありがとね!