Analyticsの基本『セッション』とは・セッション時間とカウント
『セッション』とは、あるユーザーがブラウザでアクセスしてきた際の一連の操作のことで、Analyticsで情報解析するうえでとても重要な指標値です。
『直帰率』や『コンバージョン率』など、おおくの指標をもとめるための母数にもなります。
アクセス時におけるセッションカウントと、セッション時間について説明したいとおもいます。
セッションのカウント
セッションはブラウザごとにカウントされます。
下記の例のように、ある一人のユーザーが別のデバイスでアクセスしてきた時や1台のPCでも異なるブラウザでアクセスした場合は複数のセッションとしてカウントされます。
- 一般的な1セッションのカウント
1ユーザーがひとつのPCのブラウザでアクセスしているので、1ユーザーとみなされて「1セッション」
- 2つのブラウザでアクセスした場合のセッションのカウント
1ユーザーがひとつのPCなどで、2つの別々のブラウザを使用してアクセスした場合は「2セッション」
- 二つのデバイスでアクセスした場合のセッションのカウント
デバイスが2つだとブラウザも別のブラウザとなり、2ユーザーとみなされて「2セッション」
セッション切れのタイミング
セッションには制限時間があって、デフォルトで30分に設定されています。
アクセスが行われなくなってから30分すぎればセッション切れとなり、再度アクセスすればセッションは新たに開始されます。
セッション時間の計測
セッション時間の計測は下記の2つのパターンがあります。
しかし、アクセスしたページからそのまま離脱する『直帰』の場合は時間を計上しません。
(技術的に計測することができない)
パターン1:セッション時間がカウントされる場合
最初のアクセスから離脱する直前の、最後にひらいたページまでの時間の合計
パターン2:セッション時間がカウントされない場合
『直帰』の場合は時間を計上できません。
セッション制限時間の設定方法
セッション時間は、メニューの[管理] – ユーザー管理の[セッション設定] – 「セッションのタイムアウト」のプルダウンで設定できます。
ただし、よほどの目的がないかぎり変更すべきではありません。
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いつも読んでくれてありがとね!