正月早々に縁起がいいやw初場所の【触れ太鼓】がやってきた!
2017年1月7日、京橋界隈はオフィスも多いので三連休初日となる土曜日は閑散としてました。
そんな寒々しいビルの間から聞こえてくる太鼓の音。
1月8日(日)から両国国技館で始まる一月(初)場所の触れ太鼓がやってきました。
今年はなんか運がいいな。
まぁ、年末インフルやられたし…。
触れ太鼓自体は、さほど大々的に「いついつどこどこでやるよ〜」とは宣伝しないので好きなひとが探して見に行かないかぎりはなかなか出会えません。
都内だと太鼓の音もわりとかき消されちゃいますから気づきにくい。
粋です。
見ることができた場所は、江戸時代1830年から続く箒の老舗『白木屋傳兵衛』の店先。
「触れ太鼓」は相撲の場所がはじまる前日、宣伝の方法がなかった江戸時代に町内をまわって知らせるためのもの。
江戸時代は朝から夕方にかけて町内を回ったそうです。
場所がはじまることと同時に、初日顔合わせや見どころなんかを唄で知らせます。
もうね、極小の祭です。祭好きとしては太鼓の音でテンションあがりますw
相撲に関係する太鼓は3種類あるようです。
この「触れ太鼓」と本場所の早朝の「寄せ太鼓」、本場所の全取組み後に打つ「はね太鼓」。「はね太鼓」なんかはNHKの相撲番組がおわる間際にながれてるアレです。
こうした作業は相撲巡業をささえる『呼出』さんたちが行っています。
他にも土俵づくりなどの仕事がたくさんあります。この人たちが相撲界を支えてるわけですね。
若かったらやってみたかった仕事です。まぁ、20代の頃はまったく相撲に興味なかったですけどw
今の呼出さんたちの名簿はココ『日本相撲協会』公式Webサイト(http://www.sumo.or.jp/IrohaKyokaiMember/yobidashi)でみれます。
現代では「触れ太鼓」がまわる場所も限られていてだいぶ少なくなっていますが、訪日外国人へのインバウンドな観光サービスの一環からか、最近はまわってくれる場所がすこしずつ増えてるようです。
相撲を観るだけじゃなく、こういう昔からある文化を外国人だけでなく日本人もみる価値はあります。
これからまだまだ訪日外国人はふえるわけですから、日本人の僕らが知らないと紹介もできないですし。
案外日本を訪れてる外国人のほうが日本文化をよく知ってる場合もありますから。
次回は5月場所、9月場所の場所前日にみられそうなのでぜひチェックしてみてください。
いつも読んでくれてありがとね!