人に流されやすい自分が嫌なら、いっそ流されたい方向に行ってみる
「自分はまわりの環境に流されやすい。そんな自分を変えたい。」
そんなあなたは流されたい環境にズカズカ踏みこんで流されたらいいと思います。
簡単に自分を変えられるはずです。
だって、そもそも流れに乗るのが上手なのだから。
条件としては、あえて図々しく。
流されやすい人はわりと周囲の人を気にしがちですけど、まわりの人って他人にはあまり興味ないです。
自分を変えたい!なら遠慮せず、他人の目なんか気にせずに「流されてもいい、むしろそこで流されたい」っていう場所(環境)に行ってみるのがいいと思います。
図々しく、流れたい場所(環境)で流される。
環境という、やめたくてもやめられないものがやめられる怖るべき空間
たばこを吸ってる人が「やめたい」と思っても、他にたばこを吸う人たちがいる環境にいるとなかなかやめられない。
他人に合わせるとかじゃなくても、心理的に依存してしまった『たばこを吸う』という行為は、まわりの人たちがたばこを吸う環境ではいつも頭から離れずに、常に心にぶら下がったままになるから。
誰かがたばこを吸いはじめると「じゃ、俺もちょっとだけ・・・」となる。
ぼくも15年くらい前に、永いこと吸いつづけたたばこをやめた。
そのころは仕事が忙しくなり、一服だなんだとやっているとデスクに戻ったときに瞬間的に数分前の状態に頭をきりかえるのが難しくなるからという理由もあったのだけど、自分がやりたいことがあって転職した先の環境がよかったこともやめる原因になった。
つまり環境でたばこがやめられた。
自分のデスクから喫煙所まではめちゃくちゃ遠くて、前職の環境とはまったく異なった。
同じタイミングで入社してきた『「なんだかたばこ臭いな」と思うと彼が近くにいる』というくらいヘビーなスモーカーがいたが、結局彼も次第に本数が減って、社内の愛煙家に裏切り者の「デビルマン」からつけられた「デビちゃん」とあだ名されるほど立派な嫌煙家になった。
心理的に依存したたばこすらやめられる環境の変化というのは、大きく人を変えられる。
だからあえてこれを利用しない手はない。
思い切って「えいやっ!」とやってしまえばかなり成長できる。
どうやって環境を変えるのか?
人それぞれ環境の変え方はあると思いますけど、ざっとこんな感じですかね。
『目的を思いきり前面に出して転職活動してみる』
流されやすい人はたいてい今の仕事に満足してない人が多い。
やりたくない仕事に流されているから。
それなら簡単ですよな。自分がやりたいことができそうな会社にアプローチして面接してもらう。
その時は、わがままになっていいんだと思います。
面接時に「自分はこれがやりたいから応募したのさ」っていう思いのたけをぶちまけて面接官を口説きおとす。
ぼくの場合は履歴書のほかにどんなことをやってどれだけ利益に貢献できそうかという資料まで作り込んで行きます。
それで落とされたとしても単に縁がなかったってことだし、作った資料もやりたいことは別の会社になっても変わらないので使いまわせてムダにはならない。
資料づくりというアウトプットの作業は自分を成長させる要因にもなり、ガッツリ取り組むとそれだけでも自分自身を変えてくれます。
ちなみに履歴書なんてプリンターで出力したものでいいです。
いちいち手書きなんてしません。時間の無駄です。
その時間を職歴と自分を売りこむ資料作りに費やしましょう。
「履歴書が手書きじゃない」とかほざく面接官が出てきたら、その場で「ありがとうございました。もう結構です。」とこっちから退席してやりましょう。
そんなクッソ昭和な会社はすでに終わってるのでそこも時間の無駄なので。
転職はかなり大きな環境変化だと思います。
さらにその先の『独立』や『起業』という目標をもった転職だと、本気度も変わって取り組み方が違ってくるはずです。
『恋愛できる相手を常にもつ』
恋愛の対象がいない人はまず、彼氏・彼女を作ること。
ぼくの場合は彼女がいないという状態は高校生になって以降、ありませんでした。
自慢でも何でもなくて、単に『カノジョがいないと寂しくてダメなやつ』だから・・・。
なので、しばらくのあいだ彼氏・彼女がいなくて、ある日突然できたときの環境の変化は個人的に未知数ですけど、人生そのものの変化のきっかけになる大きな環境変化ですから、恋愛するってことはかなり流れも変わるかなと。
とくに『恋』から始まるというプロセスが人間性を大きく変えるものだと思います。
個人的には、新しい相手ができるたびに自分の変化はもちろん、生活自体が変わりました。
どう変わるかは人それぞれですけど、「楽しいことはとにかくやっちゃおう」っていう行動力が磨かれたのと、部屋のなかがきれいな環境になるという現象が起こりました。
それと口説くときのビジネス感的なスリルは、仕事での交渉の駆け引きのそれと似ていてとても勉強になります。(たぶん)
こじつけみたいですけど、どうやったら相手の懐に入って嫌われないように、ときには強引に、時には甘えながら落とすかっていうのはビジネスに通じてません?
『今までやらなかったことをする』
これ、かなり大きいです。
もう何でもいいと思うんです。
たとえば一人で自分の車でもレンタカーでもいいので、会社を突然3連休して超長距離の旅行をするとか、
「自分探しの旅」って昔流行ったんですけど、旅って実際長時間やってると疲れてくるんですよね。飽きちゃうときもあるんですよ。
実際ぼくも1年以上海外をウロウロしましたけど、期間が長すぎるとダルくなる。
だから適度な時間で旅をする。
結局「自分探し」しても自分は自分なので、ほかの自分は永遠に見つからないのだけれど、行った先々の環境はいつもとはまるで違うわけだから、何かしら自分のなかにあーだこーだと思いが湧いてくる。
感じ方は人それぞれですけど、そういう冒険じみたことをすると案外「またフラッとどっか行きたいなぁ」っていう感情がでてきて『行動する自分』になってきたりします。
まぁ、ある意味『ほかの自分』が見つかったってことですかね。
『インドアな人はとりあえず外に出て、いきなり何か始めてみる』
いきなりサーフィンとか始めてみるのがオススメ。
海は遠いというなら、ムラスポなんかに行ってスケボーを衝動買いするとか。
とにかく一瞬でも「シンドイ」状況を作ってみることがいい刺激になり、次の展開が見えてくると思います。
『生きている会社、死んでいる会社―ー「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則』という本の中で、適度なストレスは乗り越えることが容易でその結果パフォーマンスが向上すると言っています。
それを遊びに取り入れてやれば、ストレスとも感じないうちに自分が少しづつ変わっていくはずじゃないかと。
いつも読んでくれてありがとね!