エナジードリンクのモンスター(MONSTER)に含まれる成分とその効果とは?
運動前に眠気が残ってたりすると楽しさも半減してしまうので、たまにモンスター(MONSTER)などのエナジードリンクを飲みます。
僕はりんごやオレンジ、タンジェリンなどの果汁が入ったKHAOS(カオス)が好きです。
刺激が欲しくて飲むだけなんですが、せっかく飲むならどんな成分が入っているか知りたくなって調べました。
普段はOptimum Nutritionの『PRE-WORK OUT』をトレーニング前に飲むのですが、それが切れてしまったときはトレーニング前の食後にカフェイン補給も兼ねてBCAAとともにエナジードリンクを飲みます。
以前BCAAを買うときに、お気に入りの銘柄で好きな味が売り切れだったので仕方なくノンフレーバーを、何を血迷ったか3つも買ってしまったんですが不味すぎてエナジードリンクが無いと飲めません。
そこで困ったときのMONSTERです。
カフェインについて詳しく知りたい方は、こちらも見てね。
ちなみにトレーニング中に飲むのはNutraBio Labsの『INTRA BLAST』で決まりです。
モンスターのラベルごとの成分一覧
ラベルごとに見るとこんな感じです。
ENERGY | ULTRA | KHAOS | ABSO- LUTELY ZERO |
CUBA- LIBRE |
|
---|---|---|---|---|---|
熱量 | 50kcal | 0kcal | 35kcal | 0kcal | 42kcal |
タンパク質 | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g |
炭水化物 | 13g | 0.7g | 9g | 1.0g | 10g |
ナトリウム | 78mg | 67mg | 10mg | 38mg | 0.2g |
ビタミンB2 | 0.7mg | – | 0.7mg | 0.7mg | 0.7mg |
ナイアシン | 8.5mg | 85mg | 8.5mg | 8.5mg | 8.5mg |
パントテン酸 | – | 1〜10mg | – | – | – |
ビタミンB6 | 0.8mg | 0.8mg | 0.8mg | 0.8mg | 0.8mg |
ビタミンB12 | 1〜6μg | 1〜7μg | 0.7~6μg | 1〜7μg | 1〜6μg |
L-アルギニン | 125mg | 125mg | 125mg | 125mg | 53mg |
D-リボース | 125mg | – | 125mg | – | – |
高麗人参 | 82mg | 85mg | 85mg | 85mg | 82mg |
L-カルニチン | 29mg | 29mg | 3mg | 29mg | 29mg |
カフェイン | 40mg | 40mg | 40mg | 40mg | 40mg |
※すべて100mlあたりの値です。
モンスターに配合されている成分ってどんな効果があるの?
ナトリウム
体の細胞の浸透圧を一定にして、水分バランスを整えます。
筋肉収縮や神経伝達、体内での栄養素の輸送や吸収にも深く関わっています。
L-カルニチン
L-カルニチンは脂質を代謝してATP合成に役立ちます。
ATP合成とは簡単にいうと体を動かすためのエネルギーを作り出すこと。
ただし脂質を代謝するといってもカルニチンが直接脂肪を燃焼させるわけではなくて、細胞内で不要になった脂質と結合して血中に入り、尿として排出させてくれます。
カルニチンのすごいところはそれだけでなく、最近の研究では細胞内に脂質がたまりすぎると糖の取り込みを抑えてしまうために糖尿病へのリスク要因の一つとなっていて、カルニチンが脂肪を排出する機能を持っているので、そうした病気の予防にも効果があるそうです。
脂肪の酸化を促してトレーニングする時間を伸ばしてくれる持久効果ももたらしてくれます。
脂肪を減らすのにとても有効な成分です。
ビタミンB2
糖質や脂質、タンパク質の代謝に利用されて皮膚や髪の毛などの生育に深く関わっています。
ビタミンB1同様に水溶性で体内への蓄積もされにくい特徴があります。
ビタミンB6
アミノ酸及び脂質の代謝と、神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、アドレナリン酪酸の生合成に深く関わっている。
ビタミンB12
神経や血液細胞を健康に保ったりDNAの合成に役立ちます。
また疲労や体力低下を防ぎます。
一時的に運動能力を増大させるというような効果はありません。
ナイアシン
タンパク質・糖質・脂質の代謝を行い、神経系の働きを促進します。
ビタミンB3のことです。
摂りすぎは消化不良や下痢など消化器系と肝臓にダメージを与えます。
パントテン酸
ナイアシンと同様にタンパク質・糖質・脂質の代謝とエネルギーを作り出すのに欠かせない成分です。
ホルモン合成にも関与しているためストレスへの耐性を向上させます。
ビタミンB1からこのパントテン酸までは「ビタミンB群」とも呼ばれ、補酵素として身体の生育に必須の成分となっています。
L-アルギニン
非必須アミノ酸で、体内でグルタミン酸から生成されます。ただ体内生成では不十分なので食品やサプリメントで摂るのが効果的。
成長ホルモンの分泌を促して筋肉強化に役立ち、さらに免疫力向上の効果もあります。
また、血中アンモニアの濃度を下げて疲労回復につながるといった実験結果もあるようです。
D-リボース
エネルギーの元となるATPの合成を促すはたらきをします。
ATPとはアデノシン三リン酸のことで、食事で摂取した三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)が吸収されてエネルギーとなったもの。
ATPは人体の全ての細胞でエネルギーとして使われます。
そのATPを体の中で生成するためのものが「D-リボース」です。
主に甘味料として使用されて、砂糖の半分程度の甘みがあります。
高麗人参根エキス
ウコギ科の多年草植物で、漢方の生薬として様々な効能があるといわれています。が、どのくらいの量が入っているのかは不明なので、実際には「高麗人参入ってるからなんか良さそうだよね」っていうのを狙ってるっぽいです。
値段はまちまちですが高価なものなので、そう沢山は入ってないかと思います。
パントテン酸やD-リボースなどは特定のラベルにしか入っていませんが、甘味などの特徴を出すのに入れたのではないかと思われます。
いずれの成分にしてもMonster一本飲んだ程度では上記の各成分を「摂りすぎ」になることはないと思いますがカフェインと糖分が多めなので、そのあたりが注意すべき点ですね。あと妊娠中の方は絶対に飲まないこと。
モンスター(エナジードリンク)はいつ飲むか
運動するためにエナジードリンクをいつ飲むのが効果的かですが、成分的に一番効果のある成分としてはカフェインと少しのL-アルギニンあたりなのでこの成分摂取を目的とすると、トレーニングの20分から40分前くらいに飲むのが効果的です。
エナジードリンク単体で見たときの成分はカフェイン以外それほど多くないので、本格的に筋トレなどをやる人には、やはり冒頭で紹介したOptimum Nutritionの『PRE-WORK OUT』なんかがおすすめです。
これも飲むタイミングは20分から30分前で、トレーニングする頃にはムラムラ…じゃなくてメラメラきます。
日々の軽い運動にもうすこし負荷をかけたいけど、ちょっとだるいなぁっていう方には最適な量じゃないかと思います。
おすすめのモンスター(Monster)
僕はスッキリしたいときはアサヒ飲料 モンスターウルトラ缶 355ml×24本です。
甘めでジュース感覚で飲みたいときには、アサヒ飲料 モンスター カオス 355ml×24本がおすすめ。
いつも読んでくれてありがとね!