大人も子供も好奇心をわしづかみにされる映画2本!!『ノア 約束の舟』と『ポンペイ』公開中
今夏、過去に起こった自然災害をテーマにした映画が2つ公開されます。
一方は実際に起こったできごと。もう一方は実際に起こっていたのかもしれないできごと。
前者は『ポンペイ』で後者は『ノア』です。
2014年6月公開!『ポンペイ』POMPEII
『ポンペイ』は僕が小学生くらいの頃、子供向けの歴史書で遺跡のことを知りました。
町の発掘後いたるところにあった遺体を石膏で復元された写真をたいていの方は見たことがあると思います。
当時は2万人の町民がいたがその多くは避難し、何らかの理由で町に残った2千人が火砕流と津波の犠牲になった。
そのあたりの歴史的事実を知ってから映画を見ると、より臨場感があふれて物語に引き込まれるでしょう。
しかもこの映画の見所は、ポンペイの街を実物大セットで再現しての撮影!
ホンモノの灰を降らせたりとやっぱりハリウッドらしいエンターテイメント性があふれてます。
やたらスケールデカくしたそうなポール・アンダーソン監督らしい映画です。
映画館で観るしかないでしょう。
これも2014年6月公開!『ノア 約束の舟』Noah
ノアの方舟も子供のころ、『天地創造』という映画で観て、驚き、そして胸躍らせた物語です。
云わずとしれた旧約聖書の『創世記』にある、大洪水の話。
聖書というのはたくさんの登場人物がいて、その多くは実在する人物のようです。
敬虔なクリスチャン、ユダヤ教徒の方には怒られそうですが、モーゼは研究者だったであろうし、イエスは話術に長けた・・・とまぁそれはいいとして映画の話。
『天地創造』のノア役は「白鯨」などのジョン・ヒューストンでしたが今回はラッセル・クロウで、ずいぶんと若いノアになりましたw
久々のジェニファーコネリーと大人になった魔女エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンスも頑張ってます。
最初この映画のキャスティング見た瞬間、「あぁ、ノア役はアンソニー・ホプキンスなんだな」と思ったら違ってて意外でした。
『天地創造』はアメリカとイタリアの合作だったので、アメリカっぽい軽さがなかったですけど今回はアメリカ映画。ビミョーな気配がしますが、監督がダーレン・アロノフスキーなので観てみようかと思いますww
科学技術の進歩から過去の歴史にあまり興味を示さなくなったのか、先日も原爆被爆者の方が中学生に心ない言葉をあびせられる悲しい出来事がありました。
子供の無関心は大人の無関心でもあります。
こうした過去に起こった悲惨な歴史的事実を子供達の心に焼き付けておくことで、人の痛みを知り、無意味な戦争の歴史などを避ける努力ができる人間になれるのではないかと思います。