【終戦の日】トルーマンの孫
トルーマンの孫であるクリフトン・トルーマン・ダニエル氏は今年の4月に日本を訪れて、被爆者の方々とともに核廃絶を訴えるイベントに参加してました。
祖父のハリー・S・トルーマンは、原爆投下の決定を下した大統領でもあります。
来日してからの数日間、日本のメディアや学生が彼にたいして意見交換の場で、『謝罪はしないのか?』『謝罪する気はないのになぜわざわざ日本に来たのか?』と彼に詰問します。
とても違和感をおぼえましたが、それに対して彼はこう言いました。
『祖父とは人格も違う自分が謝罪することに、なんの意味があるのか?』
その姿勢は日本人、とくに戦争を知らないぼくらの世代が一番理解しなければいけないのではないか?
日本軍の侵攻は少なからずアジア地域に負の影響を与えたわけです。
いまそこに住むひとびとに対しての、「戦争を知らない世代」の立場は、彼に近いものがあるはずです。
ただひたすらに謝るだけの行為に、なんの意味があるのか。
戦争を知らない世代同士がひたすら謝るだけの行為だけでは、なにも変わらない。
今後さらに良好な関係を築くには、謝罪よりもお互いに意見を交換して語り尽くす、理解しあうことで未来は出来上がっていくのではないかなぁ。
もっと建設的に。
語ることをやめたら、きっとまた『歴史は繰り返される』。
モノも関係も、壊すのは簡単。逆に、創り出す、生み出すことの困難さをのりこえると、きっと素晴らしい世界があるんだろうな。
世界は広いようで、すごくせまい。
ディズニーランドのアトラクション『イッツ・ア・スモールワールド』の歌がすべてを語ってます。
『世界はひとつ』だからね。