ベジタリアンが増えると、ホントに動物殺さず地球環境に優しいの?
体質的にヴィーガンになれる人となれない人がいるんだと思います。
日本でも太古の昔、狩猟採集民族と農耕民族がいて、何万年ものあいだの習慣は体質を変化させて動物性食材はいいけど野菜中心だとおなかの調子がよくない人とか、野菜はいいけど動物性のはイマイチというひと。
ちなみに僕も「牛肉アレルギー」をもっています。とくに食べてもアレルギー反応をおこすわけではなく軽度なんでしょう。
おそらく僕の祖先は農耕民族だったのかもしれません。
実家は漁師ですけどww
NY在住のCocoさんもブログの中でヴィーガンをやめた理由と結果について、うつの解消とすばやい怪我のリカバリーだと言ってます。
Cocoさんのブログ『天使のエッセイ』(http://ameblo.jp/kittiemommy/entry-11252723334.html)
つまり、人間のカラダ的にデメリットが多い気がします。
負荷が大きすぎる。
ヴィーガン、ベジタリアンの考え
ヴィーガンやベジタリアンの人たちがいう、彼らが増えた時のメリットはこんな感じ。
- 動物を殺さない
- 地球環境にいい
- 有機野菜は体にいい
動物を殺さないのか?
たしかに動物は殺さなくて済むでしょう。でも人間も大昔から食物連鎖の環に加わっているわけです。
僕らのからだがその環のなかで作られてきた以上、必要な栄養素を効率よく摂れなければ寿命が縮んだり、健康に害がおよぶはずです。
Cocoさんのようにうつや怪我の治癒に影響がでます。
地球環境にいいのか?
まえにも『ベジタリアン、とくにビーガンは本当に健康で自然に優しい・・・と思っているのか知りたいんですけど。』という記事でも書いたんですが、ヴィーガンやベジタリアンたちは主要のたんぱく質を大豆から摂るかと思います。
でも大豆はかなり広大な敷地を必要とします。
二回の収穫で畑のほとんどの栄養素を吸い上げてしまうため、1・2年ほどかけて土壌改良しなければなりません。
場所によってはその間も収量をあげたいために焼き畑で森林伐採するところもあるでしょう。とくに貧しい国や地域では当然おこりうるはなしです。
有機野菜は体にいいのか?
ある農学部の先生のもとでお仕事させてもらったことがあるんですが、先生が時折こんなことを言ってました。
「有機野菜を食うくらいなら、中国産野菜を食ってたほうがマシ」と。
誇張した言葉でしたけど、あながち冗談でもないなと思ってます。
この裏には、野菜をつくっている農家のひとでさえ有機農法がなにかよくわかっていないひとがいるということ。そして、有機農法は無農薬ではなくてあくまで有機肥料を使う。
この有機肥料で生育をうながすために「窒素」を野菜にあたえるわけですが、過剰に硝酸性窒素を野菜にため込むことになる。これを人間が体内にとりこむとたんぱく質と結合して「ニトロソアミン」という発がん性物質になることがわかっています。
問題とすべきは過剰な「作りすぎ」
勝間和代さんがブログの中で「知識を後付けで理由化している」と書いていました。
僕にしてもそうだと思うこともありますが、ヴィーガンやベジタリアンを実践している人たちもそういった側面があります。
私が突然肉を食べるようになった理由と認知の変化勝間和代オフィシャルサイト https://t.co/RMF093fQrS
— 勝間和代 (@kazuyo_k) 2016年8月28日
供給過多で食料が飽和した状態がいちばんの問題なのであって、すべての動物を殺さないことで地球環境がよくなったり、生き物が生きやすくなるということはありえない。
人間はあくまで動物なので、カラダに必要な栄養分が摂取できなければ寿命は縮んだりするでしょう。
大事なのは『ひとつの動物の一種である人間が、今食べているものに感謝できるか』というところじゃないかとおもいます。
それがなければ何を食べていたとしても結局は地球環境そのものを荒廃させて、すべての種が根絶やしになります。
いつも読んでくれてありがとね!