【洋服】なぜボタンがこんなところに?装飾の謎。
「この服、なぜここにベルトが?」「なんでここにボタンが?」ってのはよくあります。
洋服の装飾には何らかの歴史的な意味があるのはわかりますけど、なぜか知っておくとデートのときの小ネタになるかと思います。
トレンチコートの肩には小さいベルトのようなものがボタンで留められてます。
元々軍服としてつくられたデザインなので、戦いのときに水筒だの笛だのをぶら下げたんでしょう。
そのなごりです。
ピーコートがダブルなのも、水兵さんがお仕事中に表にしてたところが汚れたら反対側を表に出すという、極限状態のオシャレ感覚の賜物。
汚いの隠したらもっと汚いでしょうと思いますけど、戦いの途中はそんなことも言ってられません。
戦場でもシャレオツなオトコはギリギリまでこだわるわけですよ。
究極は背中のボタン。
よくブリブリ系ファッションのエリにレースなんかがついてるような洋服の背中に意味なくくっついてるアレ。
アレをカワイイといえる心理がイマイチわかりませんが、アレです。
ゴスロリの服にもありますね。
ボタンは時代をさかのぼるほど増えていきます。
今、スーツは2つボタンが主流ですけど、20年前は3つボタンや4つボタンなんてのもありました。
「ベルサイユの薔薇」の時代には、もはやなんだか良くわかんないくらいボツボツくっついてます。
しかも中世は男性用の服にも背中にボタンがある服があります。
あれは自分で前でボタンを留めてから服をまわすわけではなく、誰かほかの人に留めてもらうわけです。
装飾なんだかよくわかりませんが、恐らく当時のオシャレな服は誰かに手伝ってもらわないと着れないくらい窮屈なシロモノだったので、背中で留められるようにボタンがついているのだろうと思います。
「服を着せてくれる人を雇えるくらい金持ちなんだぜ、うちはよぅ」ってことなんだろうね。
いつも読んでくれてありがとね!