会社がブラックというより、会社の選び方がブラック。
電通。
あぁ、なんてカッコいい名前。
日本を代表する広告代理店。
シャレたオフィスでスーツをパリッと着込んだ業界人が、腕に高級腕時計を光らせながら颯爽と仕事してる。
…なんてことはあるはずもなく、いるのはやたら体育会系の「疲れは気合いで乗りきる」系とか目の下クマためたオジサンとか・・・きりがないけれど広告業界はそれほどキレイな職場じゃない。
システム開発とか広告代理店とかは、実際は土方的な「現場」です。
テレビドラマに出てくるような雰囲気を味わいたいなら、自分で起業してそういう会社をつくったほうがいい。
ぼくが前にいたデザイン会社では、広告代理店の営業マンが「会社が18時になると電気消えちゃうからここで仕事させて」と19時くらいにやって来ては21時ころ「ちょっとミーティングを」なんてことやってました。
当然下請け会社のデザイナーはほぼ毎日終電。
そんな世界です。
広告代理店は「広告マン」だけを目指すひと以外にとっては、いい職場ではないと思います。
電通などは昔から『鬼十則』があるのは有名な話。自殺や過労死も以前から指摘されてます。
僕がもし電通に入れる能力があったとしたら、入るからには会社の情報を調べます。
そこではどんな働きかたをするのか、やっぱり自分のスキルアップなど、目標を外したくないのでそれに沿った働きかたができるのかを把握する必要があります。
電通にかぎらず、どの会社に入るにしてもそうした行動は大切なはず。
そうしない場合、イケダハヤトさんが言うようにムダに「消耗する」だけだから。
入ったとしても1年半くらいやってコネを作れれば十分です。
自分の進むべき道を見つけてとっとと次へ動きましょう。
無理してたっておもしろくも何ともないでしょうし。
煽っておきました。/ 学生時代に世界一周したけど、今は電通とか博報堂で消耗しているサラリーマンはカッコ悪い。 | イケダハヤト【有料マガジン注力中!】 | note https://t.co/qBUOIYQm8b pic.twitter.com/2NZleksIcn
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年8月13日
佐藤可士和さんはこう言ってます。
パッケージデザインやプロダクトデザインという仕事は基本的には広告代理店にはこない。仕事は面白かったし、会社が嫌になったわけでもないですが、「自分が本当にやりたいデザインは、会社を辞めた方ができるだろう」と思い、独立しました。
— 佐藤可士和Bot (@sato_kashiwa) 2016年12月18日
「なんかめんどくせぇから会社辞める」ってのは「逃げる」ってことになるんだと思うんですけど、なにかしら理由があって会社を辞めるって「逃げる」こととは違う。
今やっている仕事が『非効率な仕事でもやり続けないと利益がでない仕事』だとしたら、そのビジネスモデルなり収益構造がダメなんです。
やり続ける意味ないんですよね。
それをやらせ続ける経営陣がいる会社はとっととやめたほうがいいです。
だって、将来的に得るものなんてなにもないですから。
会社を辞めるのはそんなに難しくない。
はぁちゅうさんが以前、アドタイに「電通を退職する方法(https://www.advertimes.com/20111206/article43280/)」というのを書いています。
いつも読んでくれてありがとね!