Web制作におけるお客さんとの付き合い方(とても小さい大事なこと)
自分がWeb制作などをしていたとします。
クライアントから「この写真を素材として使ってください」といって渡される画像の中に解像度が低いものがあって、それをトップページのメインビジュアルとかスライドにはめ込むとガッタガタになる場合、皆さんはどうしますか?
僕の場合は簡単にフィルターかけて見かけがましになるものは手を加える場合もありますが、たいていボヤけてしまったりするのでそのままではめ込んでクライアントに見てもらい「見た目があまり良くないので解像度高いものをください」と言います。
几帳面なデザイナーはここでPhotoshopなどでなんとかしてマシなものにしようとするのですが、ぜひ考えて欲しいのはクライアントが最終的に欲しいのは『完璧な完成品』であって、なんとか『完璧に近づけた完成品』ではないと思います。
「おたくがよこした画像がきったないのでキレイに見えません」とは言えないので、あえてわざと完璧にならないものをさりげなく突きつけてあげるのです。
するとたいていは自分ごとなので喜んでしっかりしたものを提供していただけます。
こちらも手間が省けるので「ご提供ありがとうございます」などと言って感謝するわけですから、クライアントからしても気持ちよく仕事を任せられる相手だと認識してくれるわけですね。
仕事って、そうした小さな積み重ねが次に繋がるんじゃないかと思います。
力技も時には必要かもしれませんが、いつでも通用するわけじゃないし余分な手間をかけても成長できない遠回りはしないほうがいい。
その辺の見極めは難しいですが、ちょっとしたアイデア(考え)で時間をかけずに『完璧な完成品』を納品できたほうが、忙しい自分にとってもクライアントにとってもwinwinでいられると思います。
いつも読んでくれてありがとね!