オーストラリア渡航ビザETAの申請おすすめの方法
多くの国でビザが電子化されつつあります。
取得がどこでもできるのでありがたいですが、人によっては添付書類が必要だったり、発行済みなのかがわかりにくかったりします。
オーストラリアへの観光旅行では、短期であれば簡単に取得できるETAですが、その取得方法や条件、取得時の注意点などをお伝えしたいと思います。
このページでわかること
- ETA(ETAS)とはどんなビザ?
- ETA(ETAS)ビザの取得条件
- ETA(ETAS)ビザの申請手順
- 自分でETA申請するときの注意点
- 自分で取得するときのデメリット
- おすすめのビザ代行申請の会社と料金比較
- 取得代行のメリットと、費用が安くなる場合がある、その理由
といったところです。
ETA(ETAS)ビザとは
ETA(ETAS)とは電子ビザのことで、日本国籍を有する人であれば申請ができます。
『電子ビザ』なので昔のように郵送での申請はできません。
PCとネット環境があればオーストラリア内務省のWebサイトから誰でも申請手続きができますが、Webでのアクセス環境がない場合は代行業者に依頼して取得することも可能です。
ETAビザ代行申請の業者に依頼する場合は、個人で申請する場合よりも手数料が安くなる場合があります。理由は後述します。
ETA(ETAS)ビザの取得条件とは?
取得可能な人の条件としてはこんな感じ。
- 観光や親族への訪問、会合などの商用が目的であること。
- ETA対象国籍のパスポート所持者であること。
対象国:日本、韓国、アメリカ、カナダ、シンガポール、香港、マレーシア - 3ヶ月以内の滞在予定であること。
- 犯罪歴がないこと。
- 健康であること。
- ETA申請時にオーストラリア国外にいること
- 他に有効なビザを持っていないこと(失効していれば問題ない)
ETA対象外の国籍のひとは、『ビジタービザ(Subclass 600)』の申請が必要です。
犯罪歴がある場合は、ETAでの申請ができないので『ビジタービザ(Subclass 600)』の申請になります。
各県警察または警視庁から犯罪経歴証明書の申請をして交付を受け、添付する必要があります。外国に過去10年で計12ヶ月以上滞在し、そこで犯罪経歴がある場合はそれらの国でも取得・添付する必要があります。
プロのビザ取得代行業者に相談するのがおすすめです。
健康に関しては、結核などの慢性疾患がある場合などは取得できません。
ETA(ETAS)ビザの取得方法
まず、こちらのオーストラリア移民局の申請ページを開きます。
日本語での申請が可能です。
ETA申請手続きのスタートページ
ページ右上の『日本語』をクリックして、日本語表示に切り替えます。日本語で表示されたら、右下の『ETAの申請』ボタンをクリックして次画面から申請開始です。
ステップ1/7 ETAの種類及び現在の所在地を入力
- ① で、『観光・親族訪問』を選択
- ② のプルダウンメニューから『日本』を選択
- ③ のチェックボックスにチェックを入れたら、右下の『次へ』をクリック
ステップ2/7 個人情報とパスポート情報の入力
- ④ の欄に個人情報を入力します。
なぜか姓は二箇所に入力する必要があります。
日本語表示に切り替えた場合は、タイトルが日本語で表記されてますが、実際のビザ情報となるため、入力はローマ字で行います。パスポートに表示されている名前に合わせれば問題ありません。
例)姓が「山田」なら => 「YAMADA」、名が「太郎」なら => 「TARO」
生年月日など、以後の日付入力は「日-月-西暦」の順番になります。 - ⑤ は旧姓があれば「はい」、なければデフォルトの「いいえ」をチェック
- ⑥ は「いいえ」を選択します。
犯罪歴がある場合は前述の通り、ビジタービザ(Subclass 600)の申請となります。 - ⑦ にパスポートの情報を入力します。
「発行官庁」は日本国内の発行であれば基本的に「MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS」(外務省のこと)と入力します。
全て入力したら「次へ」をクリックします。
ステップ3/7 住所と連絡先の入力
- ⑧ に現在の住所をローマ字で入力します。
- ⑨ は、いずれかの電話番号を選んで入力します。
-
- 自宅の固定電話は1番目、会社なら2番目、携帯電話なら3番目
- 「番号:」にはハイフンを入れずに入力
- 日本の「国番号:」は「81」を入力
- 携帯電話の場合、「番号:」には最初の「0(ゼロ)」をとった番号を入力
(10)は確実に連絡がとれるメールアドレス。
(11)の「連絡方法」は『EmailおよびSMS』と『Emailのみ』の2種類ありますが、『Emailのみ』のほうが管理しやすいと思います。
(12)は通常「いいえ」にチェックします。
ステップ4/7 入力内容の確認
確認画面です。内容を確認して問題なければチェックを入れて「次へ」をクリックします。
ステップ5/7 クレジットカードでの支払い
ETA発行手続きのシステム使用料として20オーストラリアドルをカード決済します。
支払いはカード決済のみです。
必要な情報を入力して、問題なければ「次へ」をクリックします。
ステップ6及び7 レシートと確認画面
ETAの番号が発行されて受給完了です。
念のため、キャプチャを取るなり「印刷」からPDFで保存するなりして保管し、出発時に携行すると安心です。
入国時には係官が端末から照会してパスポートと照らし合わせるだけですが、念のため。
発給されるタイミング
12時間以内に発給されます。
それを超えても登録したメールアドレスに連絡がない場合や、オーストラリア大使館に照会せよとの指示があったときは、速やかにオーストラリア大使館へ確認しましょう。
もしオーストラリア大使館へ照会の指示があったときは?
- パスポートの顔写真ページ(見開き2ページ)をスキャン
- こちらのETA登録必要情報フォームPDFに記入
上記の2つを「ビザ・国籍登録課」にEメール(メーラーが開きます)で送り、確認しましょう。
間違った情報を登録したことがわかった場合は、自分で修正登録するか代行会社(有料)に依頼したほうが無難です。
自分で修正する場合はその都度20オーストラリアドルがかかります。
入国できない!なんてこともあり得るので、慎重に手続きしましょう。
以上で申請方法については終わりです。
自分でETA申請するときの注意点
自分で申請するときは慎重におこないましょう。
また、ビザが発給されていない時点での航空券の購入はやめましょう。航空券の代金が無駄になる可能性もありますので。
自分で取得するときのデメリット
「自分でなんでもやってみる」のはとてもいいことなんですが、ETAに関しては自分で取得することに少しデメリットを感じます。
自分で申請することのデメリット
- 失敗する可能性もあり、ムダに時間も金もかかる
- 取得ミスで出発に間に合わない
- 代行のほうが安くすむ場合がある
ポイントは『代行のほうが安くすむ場合がある』ということ。
自分の手間を考えたら、たとえ少し高くても安心を買う意味も含めて旅行代理店で依頼してもいいと思います。
安心のビザ取得代行、オススメは?
自分で申請、取得する不確実性をなくすにはやはり代行を依頼するのが楽です。
ETAビザ申請を代行業者に依頼することのメリット
- スケジュールがたてやすい
- 自分の時間を作れる
- 費用が安くあがる(場合もある)
- 大手旅行代理店はすこしお値段高めだが安心
おすすめは以下の代理店か、専門の業者さんです。
ETAビザ申請代行してくれるおすすめの大手旅行代理店
大手旅行代理店のいくつかの旅行代理店では、パッケージツアー旅行と同時に申し込めるので手間がかからず楽です。
格安航空券の取り扱いがある代理店なら、航空券とビザだけという場合でもおすすめです。
クラブツーリズム
旅行代理店で一部無料でETA代行申請を行ってくれるのはクラブツーリズムさんです。
一部のパッケージツアーは、ETAの申請代行の費用は無料のものがあるようです。
クラブツーリズムのオーストラリアへのパッケージツアーはこちらの『映画の様な大自然の絶景を楽しむ!クラブツーリズムのオーストラリア旅行』などをご参考までに。
ジャルパック
JALグループ会社の『JAL ABC』社がETA取得の代行申請サービスをしています。
オーストラリア旅行をジャルパック
でツアー申し込みするときに依頼するといいでしょう。
代行申請の金額は2パターンあって、
- 通常申し込み:¥972(4日前まで・一人あたり)
- クイック対応:¥3,800(4日前〜当日まで・一人あたり)
他の有料でのETA代行申請サービスと比較すると、ものすごく格安です。
H.I.S.(エイチ・アイ・エス)
有料で申請代行のサービスがあります。
金額は2パターンあって、
- 普通申請:¥2,200(4日前まで・一人あたり・日祝祭除く)
- 緊急申請:¥6,800(4日前〜当日まで・一人あたり)
通常、自分で申請しても¥2,000近くかかることを考えると、「普通申請」であればメチャ安です。
こちらのH.I.S.(エイチ・アイ・エス)公式Webサイトから、下の画像にあるメニュー内『査証(ビザ)』ページから手続きできます。
スマートフォンの場合は、「メニュー」をタップ後、サイト内検索で『ビザ代行』で検索するとアクセスできます。
エアトリ(旧 DeNAトラベル)
こちらで旅行の予約をしたひとには、一人あたり¥3,240で代行申請ができます。
申請の条件として
- 3ヶ月以内の観光、商用
- パスポート有効期間の残りが申請じに6ヶ月以上ある
- パスポートの査証欄が1ページ以上空いている
詳しくはこちらの『エアトリ』Webサイト』から「よくある質問(FAQ)」→「オーストラリア渡航許可ETA(ETAS)の申請方法は?代行手配はできますか?」ページを参照してください。
旅行代理店大手のJTBは、「原則自分で取得してください」ということなので代行申請は受け付けていないようです。
ETAビザ代行申請の価格比較一覧
上記で見た4社について、料金を比較するとこんな感じです。
旅行代理店 | 代行手数料 | 条件 |
---|---|---|
クラブツーリズム | 一部無料 | ツアーを申し込んだ人が対象 |
ジャルパック | ¥972 | 4日前まで・一人あたり |
H.I.S. | ¥2,200 | 4日前まで・一人あたり |
エアトリ | ¥3,240 | 旅行を申し込んだ人が対象 |
代行専門業者のおすすめ
ETA代行申請の業者はいくつかありますが、View Grant社が安くて有名です。
おそらく業界最安値です。
- 出発8日以上前まで:¥500(1人あたり)
- 出発2日以上前まで:¥1,500(1人あたり)
- 出発31日以上前までの早割:¥450(1人あたり)
- 団体5名以上、31日以上前まで:¥390(1人あたり)
上記金額のみで取得が可能で、あの「地球の歩き方」でも紹介されていたので安心です。
しかも、すこし値がはりますがワーキングホリデービザや学生ビザなども代行申請できるようです。
View Grantで取得するならこちらでどうぞ。
申し込みの条件としては、先に挙げた『ETA(ETAS)の取得条件とは?』の内容の通りです。
ViewGrantでの申し込みは、通販サイトのようにカートから進んで簡単に申し込みできます。
「お客様の声」ページを見ると、「旅行直前でビザが必要なことに気づいて依頼した」という書き込みもあるのでかなり緊急の案件にも対応してもらえるありがたい代行会社さんです。
もちろん料金はViewGrantさんへの上記料金のみです。
なぜ、ETA代行申請だと安くなるのか?
さて、ETAビザ代行申請料金の安さのカラクリです。
単純な話、オーストラリア移民局へのETAの許可申請そのものは無料です。
20オーストラリアドルは許可申請料ではなく、政府が委託している処理システムを運用する会社へシステム利用料として納めます。
代行会社はその端末を利用せずに、別の航空端末などから申請を行うので、その代行会社への手数料のみの費用ですむわけです。
結論、やっぱり面倒なETA申請はパッケージツアーなどを申し込む際に代行で依頼して、別のことに時間を使うのがいいと思います。
いつも読んでくれてありがとね!