宇宙の暗黒物質の場所が見つかった!?さらに明らかになる宇宙ネタw
油井さんをのせたソユーズが無事打ち上げ成功したこともあり、ここ最近はふたたび宇宙が盛り上がってます。
宇宙から地球をみた感想をtwitterでツイートしていました。
無事に宇宙に到着しました。皆さんの地球は、皆さんと同じでとても美しいです。
Я в космосе! Ура!
I am in Space! Please keep following me! pic.twitter.com/IHQf7oHQ8a
— 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) 2015, 7月 24
その数日前、宇宙マニアにはたまらないある記事がニュースで話題になってました。
宇宙に存在する謎の物質、ダークマター(暗黒物質)が多くあつまる場所を特定したようです!
すばる望遠鏡で観測し、国立天文台や東京大などの研究チームが明らかにしました。
ここで、「ダークマター?ダースベーダー系?」とか「アンコクブッシツ?理科で習ったっけ?」って人に、ざっくりと説明します。
これまで僕らが教わってきた「宇宙は原子でできている」というのはウソです。
ウソというか、学問の発達によって謎が明らかにされるにつれて「間違っていた」と言うほうがあってるのかな。
宇宙の9割は暗黒エネルギーと暗黒物質でできていて、その他4%は水素とヘリウム、そしてなんと僕ら人間などの重たい原子でできているものは宇宙のわずか0.01%しかないのだそう。
暗黒エネルギーとは、いわゆる宇宙空間の真空部分で、それが持つエネルギーは銀河系を遠ざけていて、宇宙を膨張させている。
そして暗黒物質とは、目に見えないけれども重さがある。つまり、重力に反応する。
けれど他の物質とは相互に作用しないため手でつかんでも素粒子のようにすり抜けてしまう。
まっすぐ地球の中心に向けて落ちていき、地球の裏側まで行ったらまた地球の重力で戻ってくる。
そして何より、銀河系の中心で強力な重力を放ち、銀河系を一つにまとめていると考えられている。でもその正体ははっきりわかっていない。
そういう物質です。
んで、今回なぜ存在する場所を特定できるのかといえば、質量のある物質はすべて重力を持ち、光でさえ屈折させる。その重力エネルギーがハンパない巨大な暗黒物質が屈折させる光を観測して見つけたわけです。
もちろん難しい計算なんかしたりするわけですよ。
・・・でも疑問になることがありますよね。
地球なんかよりバカでかい恒星のかたまりを引きつけておけるような強大な重力を持っているのにもかかわらず、しかもそんなものが宇宙のほとんどを占めているのに、地球や太陽系には寸分違わずニュートンの法則でモノが動く。
計算して人工衛星を冥王星にしっかり飛ばすこともできている。
なんで?
それはつまり、太陽系の僕らの理解できる範囲内にはほとんど暗黒物質は存在していない、ということになるわけ。
っていうことはつまり、それだけ宇宙はでかいっつうことなんですね。
素粒子・超弦理論が専門の物理学者、ミチオ・カク教授の本がワクワクさせてくれます。
2100年の科学ライフ 単行本 – 2012/9/25