【エンブレム問題】1964年の東京オリンピックのデザインがいい。
オリンピックエンブレムの変更が決定して以降、ネット上には東京オリンピックの新エンブレムデザイン案がたくさんアップされてます。
どれも見た目はよくできていて色鮮やかで、いいなと思います。
けれどオリンピックのエンブレムとして見たとき、なにか訴えかけてくるというか、内からでる圧倒的な存在感とかがない。
つまりコンセプトとかそういうものが伝わらない。
おそらく表面的なデザインに特化しているからだと思います。
そこで僕も考えました。
既に椎名林檎さんも言ってますけど…。
椎名より
斯くなる上は、亀倉雄策氏による1964年ロゴを再利用するのはいけないのでしょうか。年号は変更が必要ですけれど。「東京・二度目の余裕」を見せていただきたい、などと思ってしまいます。
— SR猫柳本線 椎名林檎オフィシャル (@Nekoyanagi_Line) 2015, 9月 1
イラレでサクッと。
やっぱり日の丸は力強い。
赤丸書くだけなのに。
何かこうズバッとストレートに気持ちのなかに、入ってきます。
過去の東京オリンピックのマークはまさしく戦後の荒廃から復興して、これから発展していくんだというパワーを感じます。
当時はまだ戦争で身内をなくされた人がたくさんいました。
それでもなお、この日の丸に心をよせてがんばっていこうという国民の熱いおもいが伝わってくる。
シンプルでわかりやすい、1964年のオリンピックエンブレムを再利用するのはわるくないんじゃないかな。
だって過去の東京オリンピックを知らない世代の僕ですら、日本が一番元気で希望に充ち満ちた雰囲気があったんだろうと感じますから。