【マーケティング】お店のWeb制作で感じた「あたり前のことをあたり前に考える」ということ。
あるお店のWebサイト制作をした時に思ったこと。
Webサイト制作にしても実際の売り場づくりにしても、そのほかどんなマーケティング施策もつねに意識しておくべきなのは「お客さんがどうしたらそこで動きやすいか」ということじゃないかと。
マーケティング戦略の仮説づくりには欠かせない考えかただと思います。
例えばWebサイトなんかだと、ボタンだと思ってクリックしたらタダの画像だったりしてユーザビリティが下がり、使いにくい印象を与えてしまいユーザーが
離脱していってしまいます。
販売の現場ではスーパーや量販店など、店舗の規模が大きくなるほど買う人の動線をよく考えないと、とても買いにくいお店になります。
とくに高齢者にとっては。
ここ数年で60歳以上の割合がどこの地域も増えています。
食品を購入する場所であるスーパーマーケットの調査がそれを裏付けています。
高齢者の特徴は、店内で移動する動線の長さが若いひとに比べて短くなります。
なので売る側から考える「あたり前のこと」としては、そうしたひとたちが店内で長い距離を移動しなくても入り口から遠くない場所で買い物ができるよう配慮することです。
それが『あたり前』に売上・利益につながっていきます。
若年層は売り場でモノを見て検討し、購入するか決めるのに対して高齢者は自分がいつも買っているものを買う傾向が強く、売り場で比較検討するということが少ないというデータもあります。
『普段買っているものが安心』ということがあるのかと思うんですね。
マーケティングはある一点にフォーカスすることも、俯瞰することも両方たいせつです。
仮説づくりはこうした望遠レンズの遠近を切り替えるように、あらゆる方向からも目をむけて取組む必要があります。
いつも読んでくれてありがとね!